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メッセージ [ No.290 - 299 ]

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No.290 『正しい選択をする』

私たちは日々、何かを選択しながら生きています。
「どの店で買うか」という簡単なものから、「どの会社に就職するか」「この人と結婚するか、それとも別れるか」という重大なものまで、生きることは選択の連続だと言ってもよいでしょう。

選択に絶対正しい答えというものはありません。
あえて言うなら、「自分が納得して選ぶ」ことが正しい選択です。
他人から見れば成功したように見える選択でも、本人が「別の道を選べばよかった」と後悔しているなら、それは正しい選択をしたとは言えないのです。
幸せとは、客観的に恵まれた状態にあることではなく、「自分が納得して選んだ道を歩んでいる」ことを言うのです。
(つづく)

No.291 『他人に尽くすということ』

「愛されるよりも、愛するほうが幸せだ」とは、よく言われる言葉です。
それは頭では判っていても、やはり「自分だけが一方的に愛を捧げるのは、何だか損をしているような気になってしまう」「自分も愛されているという実感がもてなければ、不安で仕方がない」という人も多いのではないでしょうか。

たしかに、他人から愛されることは大切です。誰からも愛されず、認められず、自分ひとりの力だけで生きていくことは、非常に困難だし、味気ないものです。
しかし、求めたからといって愛情がえられるわけではありません。
愛情は、他人が自発的に与えてくれるものだからこそ、価値があるのです。私たちにできることは、ただその愛情に感謝することだけです。
(つづく)

No.292 『〜をもつこと、〜であること』

恋人や友人と一緒にいても、「嫌われたらどうしよう」という不安だけが頭をもたげ、言いたいことも言えず、相手に気を遣うばかりで、まったく楽しめない。
そういう人は、「自分には恋人がいる」「友人がいる」という状況を、自分を飾るための肩書きのように思い込んでいるのではないでしょうか。

恋人に振られることを極度に怖れてしまうのは、相手との関係が壊れることそのものよりも、「私は恋人のいる人間である」というひとつの称号を失うことが怖いからです。
恋人のことが好きだから付き合っているというよりも、幸せな恋愛をしている友人への対抗意識や、以前に自分を振った異性への当てつけで、「私にだって、恋人ぐらいいるんだぞ」ということを見せつけたいだけなのです。
(つづく)

No.293 『自分のことは自分で決めてもよい』

これは、つねに他人の目を怖れ、自分を押し殺して生きてきたAさん(男性、25歳)の物語です。
Aさんには、「うれしい」「楽しい」「悲しい」などという感情が希薄でした。
子供のころから、自分の感情を自分のものだと感じられず、「こう感じるべき」と他人に要求され、与えられるものだと思ってきたのです。

Aさんの父親は仕事一筋のエリート会社員で、ほとんど家庭を顧みることはありませんでした。
母親は、我が子を父親のような立派な人間に育てなければならないという義務感から、また、家庭をひとりで任されているという淋しさから、Aさんにべったりと密着し、あらゆることに干渉し、世話を焼きました。それが母親の愛情だと思い込んでいたのです。
(つづく)

No.294 『内省的であることは悪いことではない』

他人とうまく付き合えない人、自分に自信がもてない人は、すぐに自分を責めてしまう癖があります。
他人は、自分のようなつまらない人間と一緒にいても、おもしろくないのではないか。自分の態度が相手をいら立たせているのではないか。自分は相手から見くだされているのではないか。
つい「どうせ自分なんか」と責めてしまい、そんな自分が嫌になり、他人にも心を開けなくなってしまうのです。

そういう人は、「自分を責めるのをやめたい」と思いながらも、「しかし、それをやめてしまったら、ごう慢でずうずうしい人間になってしまうのではないか」という不安を感じているのではないでしょうか。
そうです、つねに自分を省みて、自分の弱さ、いたらなさを自覚するというのは、悪いことではないのです。
(つづく)

No.295 『見えない気配りをする』

他人に対する不満でよく挙げられることに、「自分だけが気を遣わされている」というのがあります。
せっかく自分は他人に気を遣っているのに、相手はそれに感謝を示してくれない。もっと自分にも気を遣ってほしい。無神経な人を見ていると、なぜもっと他人に配慮ができないのだろう、と腹が立つ。
自分だけが損をしているようでバカバカしくなる、というものです。

しかし、「気遣い」とは、本来、相手に気づかれないようにやるものです。
「自分だけが損をしている」と思っている人には信じられないかもしれませんが、自分が気を遣っているのと同じくらいに、他人も知らないところで気を遣ってくれているのです。
自分が他人に気を遣ったことは、自分がしたことだから、よく判るだけなのです。
自分が「なぜ相手は気づいてくれないのだろう」と思っているのと同じくらいに、自分も他人の気持ちに気づいていないものなのです。
(つづく)

No.296 『悩みを笑い飛ばそう』

他人は、なかなか自分の思い通りにはなりません。
「なぜあの人は、そんな自分勝手なことができるのだろう」「なぜそんなことも判らないのだろう」「あんな言い方をしなくてもいいのに」など、他人に対してやり場のない不満を抱え込んでいる人も多いのではないでしょうか。
他人の行為が法を犯しているのであれば、警察や弁護士に相談すべきです。素人に対処できることにはかぎりがありますので、専門家に任せたほうがよいでしょう。
逃げられるのであれば、無理に対抗しようとせず、さっさと逃げるのが得策です。

やっかいなのは、単に「自分が気に入らないだけ」という場合です。
文句を言いたいが、相手との関係が気まずくなってしまうのも困る。いちいち目くじらを立てるほどのことではないのかもしれない。こんなささいなことを気にする自分のほうが、心がせまいのだろうか……。
そう悩んでいる方のために、解決法のひとつをご紹介します。
(つづく)

No.297 『ことさらに自分をアピールしなくてもよい』

人の輪の中に入れない。
好きな人に話しかける勇気がない。
「自分をアピールしたいのに、なかなかできない」という悩みを抱えている人も多いと思います。

テレビを見れば、個性的なタレントたちが、少しでもほかの人より目立とうとして、あの手この手の主張合戦を繰り広げています。
就職活動のマニュアル本を開けば、「いかに自分を売り込むか」の戦略がこと細かに論じられています。
そういうものを見るにつけ、自分をアピールすることが苦手な人は、「誰にも相手にしてもらえないのではないか」「自分だけ取り残されてしまうのではないか」という不安を感じてしまうのではないでしょうか。
(つづく)

No.298 『意欲が自信を生む』

人生を積極的に楽しむためには、「自分に自信をもつ」ということが欠かせません。
しかし、自分に自信のない人は、「自信」とはいったいどういうものなのか、まったく実感がえられず、雲をつかむような話に聞こえてしまうのではないでしょうか。

「100万円を稼ぐ方法」というのであれば、具体的、現実的に考えることができます。実際に100万円を手に入れたかどうかは、「実感」ではなく、明らかな「事実」として認識することができます。
しかし、「自信」などというものは、目には見えず、「あると言えばある、ないと言えばない」というような、あやふやなものでしかありません。
ほかの誰がなんと言おうが、自分が「自信がある」と言えばあることになるのです。
「自信をもつ方法」は何かと問われれば、いい加減な答えに聞こえるかもしれませんが、「とにかく、自信をもってしまえばよい」という以外にないのです。
(つづく)

No.299 『なぜ悪いほうに考えてしまうのか』

悪気はないと判っているのに、他人の何気ない言動に深く傷ついてしまう。
嫌なことがあると、何もかも自分が悪いのだと責めてしまう。
幸せそうな人を見ると嫉妬し、つい「不幸になればいいのに」と思ってしまう。
他人に文句を言いはじめると、止まらなくなり、よけいなことまで言ってしまう。
好きな人の前に出ると、相手の気を引こうとして、わざと不機嫌な態度をとったり、無視したりしてしまう。

上に挙げたような点に思い当たる方も多いのではないでしょうか。
そんなつもりはないのに、なぜか悪いほうに考えてしまう。いけないことだと判っているのに、自分の心が言うことをきかない。
心とは不思議なものです。自分のものであるのに、なかなか自分の自由にはなりません。
誰でも幸せになりたいと願っているはずなのに、わざわざ自分を不幸に追い込むような真似をしてしまうのです。
(つづく)

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