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メッセージ [ No.160 - 169 ]

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No.160 『弱いからこそ満たされる』

せっかく他人に親切にしてあげたのに、相手に一言の礼もいわれず、腹が立つことがあります。
他人から親切を受けたときに礼を言うのは、もちろん、人間として最低限のマナーです。しかし、マナーとは、自発的に行うものだからこそ意味があるのです。
相手に「礼を言え」と強要し、無理やり言わせて満足している人は、感謝というものの本当の意味が判っていないのです。

「礼を言わない人」への怒りを抑えるもっともよい方法は、自分が他人に礼を言うときには、心を込めて言うことです。
「感謝とは、自発的に、心を込めて行うもの」だということが判っていれば、他人に礼を言われるかどうかなどということは気にもならないはずです。
(つづく)

No.161 『愛することと許すこと』

結婚した女性からよく聞かれる夫への不満に、次のようなものがあります。
「彼は結婚するまでは優しかったのに、結婚した途端、釣った魚に餌はやらないとばかりに、すげない態度をとるようになった」

もちろん、結婚する前と後で態度を180度変えるような男性は責められるべきですが、厳密に言えば、彼は変わったのではなく、本来の姿に戻っただけなのです。
もともと彼は愛情深い人間だったわけではなく、彼女の心を射止めたいために無理をして優しいふりをしていたにすぎないのです。

そして、そういう夫を非難している妻のほうも、自分も変わってしまったのだということに気づかなくてはなりません。
彼が自分を美しいと褒めてくれたり、洒落たレストランに連れて行ってくれたりしていたころは、自分も彼を愛していると言っていたのに、彼がそれら諸々のことをしてくれなくなった途端、手のひらを返して彼を非難するようになってしまったのです。
(つづく)

No.162 『欲求を解放する』

ある劇団では、新しく入った役者に度胸をつけさせるため、人の多い通りで大声で歌を歌わせます。
新人役者たちは、はじめのうちは恥ずかしそうにしていても、やがて慣れてきて、平気で人前で歌うことができるようになります。

それは、他人の厳しい視線に耐えられるほど神経が図太くなったからではありません。「他人は、それほど自分のことなど気にかけてもいないのだ」ということに気づくからです。
道行く人たちは皆、ちらりと目をやるのですが、たいして気にもかけず去っていくのです。
役者たちはやがて、「もっと注目されるにはどうすればいいか」と考えるようになります。

恥ずかしがり屋の人は、たいてい、自己顕示欲が強いものです。本当は、他人から注目されたくて仕方がないのです。
「人と話すのが恥ずかしい」という感情の裏には、「他人は、いつも自分のことを細かく気にかけているに違いない」という思い上がりがあります。
それを抑圧し、ごまかそうとして、まったく反対の行動をとってしまうのです。
(つづく)

No.163 『結果ばかりを求めてはいけない』

好きな異性に話しかけたいが、会話が途切れて気まずい雰囲気になるのが怖い。
友達の輪に入りたいが、口べたなので、浮いた存在となってしまいそうで不安だ。
人付き合いの不得手な人の問題点は、たいていの場合、失敗することを怖れてしまう「結果主義」にあります。

「急いては事をし損じる」とは、人付き合いにぴったり当てはまる言葉です。
他人となかなかうち解けられない人は、付き合いそのものを楽しむことを忘れて、「私には友人がいる、恋人がいる」という結果だけを求めようとしてしまうのです。
デートの後も、「うまく話せただろうか」「相手は楽しんでくれただろうか」と、結果ばかりを気にかけてしまいます。
(つづく)

No.164 『他人を理解する』

集合住宅での騒音は、人間関係の希薄な都会に住む人にとっては、悩ましい問題です。
幼い子供のいる家庭では、まわりに迷惑をかけているのではないかと気を遣いながら、肩身のせまい思いをしている人もいるでしょう。
子供が泣いたり歩き回ったりすることを完全にやめさせることはできません。かといって、仕方がないのだからほかの住民は我慢すべきだと一方的に押しつけるのも勝手すぎます。

こういう場合、もっともよい解決方法は、日ごろから子供を連れて近所にあいさつに行っておくことです。
近所の人にとってみれば、赤の他人の騒音はうるさく感じられますが、「ああ、あの子が音を立てているのか」と、顔の見える付き合いをしている相手ならば、それほど気にはならないものです。
(つづく)

No.165 『自分の価値を認めるには』

自分に自信がもてない人は、他人からの賞賛をえようとやっきになってしまいます。心の空洞を他人に埋めてもらおうとするのです。
他人から認められることは、喜ばしいことには違いありませんが、それだけを目的として努力しても、自信にはつながりません。

体の栄養にたとえるならば、他人からの賞賛は、サプリメントのようなものです。食事をとらずに、サプリメントだけで栄養を補給しようとするのは、健康的ではありません。
心にとって本当に大切な栄養、すなわち自信をえるためには、自分の心で自分を認めなくてはならないのです。
(つづく)

No.166 『嫌なことを認める』

何も楽しいことがない、自分がどうしたいのかが判らない、という人は、「嫌なこと」で頭がいっぱいになっています。
嫌なことを処理するだけで疲れ切ってしまい、楽しいことにまで目が向かないのです。
楽しみを見つけるための第一歩は、嫌なことを嫌だとはっきり認めることです。

心ない人間に傷つけられてばかりいる人は、嫌だと思いながらも、自らそういう人たちに執着してしまっているのです。
他人からの要求を断ったとき、それを非難されれば、やはり自分は無責任で冷たい人間なのかと思ってしまうこともあります。
さらに悪い場合には、他人に逆らえない自分の情けなさをごまかすために、自らすすんで相手に従っているのだと自分に言い聞かせてしまうこともあります。
(つづく)

No.167 『ゼロでもともと』

恋人に振られることは、誰にとっても悲しいことです。
あんなに仲がよかったのに。なぜ急に別れたいなどと言い出すのか。ひどい裏切りだ。こんな苦しみを味わうくらいなら、はじめから付き合うんじゃなかった。
つい、愛情が転じて恨みとなってしまうこともあります。

職を失えば、これからどうやって生きていけばいいのだろうと不安になります。
仕事一筋で打ち込んできた人ほど、失職してしまったときは、人生にぽっかりと穴があいてしまったような虚しさに襲われます。

大切なものを失ったとき、それに対する依存度が高ければ高いほど、悲しみや不安も大きくなります。
しかしここで、バランスを欠いていたいびつな人生設計こそを見直さなければなりません。
たったひとつのことに過度に依存し、人生を一面的にしかとらえていなかったことが問題なのです。
(つづく)

No.168 『苦しみが何かを教えてくれている』

大学生の女性Aさんは、人見知りがはげしく、なかなか他人とうち解けることができない性格でした。
同じ学部に、Aさんと同じようにいつもひとりぼっちでいる女子学生がいました。
Aさんは、彼女に何となく親近感をもち、勇気をふりしぼって、「友達になってほしい」と声をかけました。彼女は快く応じてくれ、昼休みに一緒に食事をしたり、休日に遊びに出かけたりする間柄になりました。

Aさんにとって彼女はただひとりの親友であり、彼女のほうもAさんを親友だとみなしてくれていると思っていました。
しかし、Aさんは、ある事実を知って大変なショックを受けました。Aさんの知らないうちに、彼女がほかの友人たちと旅行に行っていたというのです。
Aさんは、自分をのけ者にした彼女を許すことができず、しだいに彼女を避けるようになってしまいました。Aさんは、またひとりぼっちになってしまったのです。
(つづく)

No.169 『他人を正しく判断するために』

人間関係が苦手である人の悩みの原因のおもなものは、「他人を信用できない」ということです。
なぜ他人を信用できないかといえば、他人の気持ちが判らないからです。

ある若い女性が友人に相談した悩みの例です。
彼女は、同じ職場の男性から交際を申し込まれています。しかし、彼の態度は真剣ではなく、皆がいる前で冗談のように「ねえねえ、俺と付き合おうよ」と言ってくるだけなのです。しかも、彼は気が多く、ほかの女性にも同じようなことを言っているらしいのです。
彼女は、彼の気持ちが本気がどうかはかりかね、信用できないといって悩んでいます。

彼女が不安に思っているのは、彼は、自分のことが真剣に好きなのではなく、ただ冗談めかして気持ちを探り、あわよくば遊び程度に付き合いたいと思っているだけなのではないか、ということです。
彼女は、自分がそのように軽く扱われたことが不満なのです。好きなら好きと真剣に言ってほしい、ということなのです。
(つづく)

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