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メッセージ [ No.110 - 119 ]

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No.110 『人生の物語を想像してみる』

今回は、少し趣向を変えて、私が腹を立てたり、落ち込んだりしたときに行う気分転換の方法をご紹介します。
以下は、まったく架空の物語です。

私が小学校に上がったばかりのころの話です。
私は、友達と川辺で遊んでいて、足を滑らせ、川に転落してしまいました。
友達が大声で助けを呼んでくれ、たまたま近くを通りかかった男性が、橋から川に飛び込んでくれました。
しかし、その男性は、まったくのカナヅチだったのです。折からの大雨で川は増水しており、男性は、必死で私を岸辺に救い上げた後、力尽きて流され、亡くなってしまいました。
男性は当時、25歳。結婚を3ヶ月後に控えて、幸せの絶頂の中、自らの命もかえりみず、私を助けてくれたのです。
以来、私は、男性の毎月の命日には、かかさずお墓参りをしています。
(つづく)

No.111 『他人から認められるために』

他人の前で、つい格好をつけてしまう。特に好きな異性の前では、ありのままの自分をさらけ出すことができず、「よく思われたい」と表面的に取りつくろってしまう。
そんな自分に嫌気がさし、悩んでいる人もいると思います。

自分を飾るのはやめたい。しかし、他人から見くだされたり、嫌われたりするのが怖くて、つい格好をつけてしまう。
そういう悩みを解決するのは、簡単です。
「格好をつけている人は、絶対に他人から格好いいとは思われていない」という事実に気づきさえすればよいのです。
(つづく)

No.112 『壁にぶつかったとき』

中学生、高校生ぐらいになれば、皆、恋人がほしいと願い始めます。異性のこと、恋愛のことで頭がいっぱいになり、勉強も何も手につかないという時期は、誰でも経験することでしょう。
しかし、なかなか思いを打ち明ける勇気が出ず、ただ好きな人を遠くから見つめるだけで終わってしまう、という甘酸っぱさとほろ苦さの入り交じった経験も、多くの人がしているでしょう。

若いころは、自尊心がもろく、傷つきやすいので、なかなか好きな異性に告白する勇気がでないものです。
青少年には、中年をすぎた大人と違って、無限の可能性、果てしない未来への希望があります。自分にはバラ色の人生が待ち受けているに違いない、という誇大妄想を抱く時期でもあります。
だからこそ、その夢を壊されることが怖いのです。
(つづく)

No.113 『人の愛し方』

子供の愛し方がわからない親が増えています。
好きな異性にどう接すればいいのかわからない、と悩んでいる若者もたくさんいます。
愛し方とは、いったい何でしょうか。
「人との正しい付き合い方」などという決まりはありません。

不眠症の人が眠れないのは、「眠らなければならない」という脅迫めいた義務感にしばられているからです。
ふつう、人は、眠たくなったら眠るだけです。「どうすれば眠ることができるか」などということは意識していません。
(つづく)

No.114 『できることに目を向ける』

「どうせ私なんか」とことさらに自分を卑下して、心を閉ざしてしまう人がいます。
仕事、人付き合い、人生のすべては「仕方なくやらされていること」であり、それがうまくできない自分に嫌悪感を抱き、自信を失ってしまいます。
意欲がないから何ごともうまくいかず、うまくいかないから、ますますやる気を失ってしまう、という悪循環です。

自分に自信のない人は、「他人は、自分の落ち度を鋭く指摘し、バカにしようと虎視眈々と狙っているのだ」と思っていますが、それは率直に言って、とんだ思い上がりです。
世の中のほとんどの人は、あなたの「できないこと」に関心はありません。バカにするどころか、あなたが「できないこと」になど興味すらないのです。
(つづく)

No.115 『愛されていないという不安をもったとき』

先日、喫茶店で、隣のテーブルにカップルが座っていました。女性のほうは、「私のこと本当に好き?」と彼氏にしつこく訊いていました。
仲のよいカップルがじゃれ合っているだけなら、「ごちそうさま」と言いたいところですが、彼女の口調は真剣で、まるで彼を責めているようでした。
彼女は、たぶん好かれていないだろうという不満をもっているから、尋ねているのでしょう。
しかし、わざわざ直接相手に尋ねても意味はありません。

「好き」と答えられても、相手の言葉と態度との違いに不誠実さを感じ、ますます不満を強めるだけです。「嫌い」と言われたら、「なぜ私を好きになってくれないのか」と、相手を責めようというのでしょうか。
どちらにしても、もやもやとした不安は解消されないのです。
(つづく)

No.116 『愛情を行動にうつす』

いくら他人への愛情があっても、何の行動もとらなければ意味がありません。
愛情が欠けているのに、行動ばかりが先走るのも、よくありません。
他人を愛することができる人とは、愛情とそれにともなう行動をうまく連携させて表現する能力のある人のことだといえます。

大学生のAさんは、同じ学校の女子学生に一目惚れしました。
しかし、内気なAさんは、ただ授業中に遠くから彼女の横顔を見つめて、ため息をつくことしかできません。彼女の前に出ると、何を話していいのか判らず、目を伏せてしどろもどろになってしまうのでした。
そんなAさんでしたが、このままではいけないと思い、ついに勇気をふりしぼって彼女に告白しました。しかし、答えはノーでした。
Aさんは、自分の好意が拒絶されたことにショックを受け、すっかり自信を失ってしまいました。
(つづく)

No.117 『他人を変えようとしてはいけない』

いつもイライラしている人と仲よくしたいと思う人は、あまりいません。不機嫌な人のそばにいると、こちらまで嫌な気分になります。
他人から好かれる人間になる第一条件は、「つねに上機嫌でいられること」だと言ってもよいでしょう。

ストレスをためる原因のもっとも大きなものは、やはり人間関係です。
いつもイライラしてばかりいる人は、「他人が悪いのだから、仕方がない」と思い込んでいるかもしれません。

ここで、冷静に考え直してみましょう。他人のせいでイライラさせられているのであれば、世の中のすべての人がいつも不機嫌であるはずです。
しかし、明るく上機嫌に過ごしている人もたくさんいるのです。その人と自分の違いは何でしょうか。
明るい人のまわりには、よい人ばかりが集まり、自分のまわりには、たまたま運悪く、嫌な性格の人しかいないのでしょうか。そんな勝手な理屈はありません。
(つづく)

No.118 『恋愛を楽しむ』

仕事一筋で生きてきた人が、定年退職後に暇をもて余し、「何か趣味でも見つけなければ」と、あれこれ新しいことに挑戦する、ということがよくあります。
しかし、たいていの場合、何も楽しめるものが見つからず、よけいに焦ってしまう結果となってしまいます。
「何かしなければ」と、義務感にかられて行う趣味など、心から楽しめるはずがないのです。
そういう人は、趣味さえも「自分が楽しむため」ではなく、「他人から認められるため」のものなのです。「趣味のひとつでもなければ、つまらない人間だと思われる」という不安から、いやいや行っているにすぎないのです。

恋愛も、仕事のように「きっちり完璧にこなさなければいけない」と思い込んでしまう人がいます。
いい年をした大人なのだから、恋愛ぐらいはするべきだ。相手が付き合ってほしいと言うのだから、それに応えなくてはならない……。本来は楽しいはずの恋愛さえも、そういう人にとっては「与えられた仕事」なのです。
(つづく)

No.119 『嫌いな人への対処』

いかに上手に他人と付き合うか、いかに他人を愛するべきか、について書かれた本はたくさんありますが、他人の「正しい嫌い方」という本はあまり見かけませんし、学校でも教えてくれません。
もちろん、人を愛するということはすばらしいことですが、社会で生きていく上では、嫌いな人とどう向き合うかということも、同じくらいに重要なことです。

「人を嫌うのは悪いことだ」という雰囲気が日本中に蔓延し、多くの人が他人を傷つけないように必要以上に気を遣い、また自分が嫌われることを怖れて神経をすり減らしています。
会社のすべての同僚に好かれなければならない。学校のクラスで孤立してはいけない。家族は親密でなければならない。
人を嫌ったり、人から嫌われたりすることが、まるで人間失格の烙印を押されることであるかのように思い込んでいるのです。
(つづく)

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