No.100『誰にも不機嫌にさせられない』

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こころのおそうじ

こころが休まる本

自分に自信をもち、毎日を明るく活き活きと過ごすためのおまじないをご紹介します。
一日に少なくとも一度は、「誰も私を不機嫌にさせることはできない」と胸の中で唱えるのです。
失望、劣等感、自己嫌悪……。あらゆるマイナスの心理には、不機嫌がともないます。不機嫌がストレスを生み出します。

すぐに不機嫌になる癖を直せば、ずいぶん心が楽になります。
もちろん、ことなかれ主義に徹してもめごとを避け、いつもへらへらと愛想笑いをしていればいいというのではありません。人間らしい喜怒哀楽の豊かな感情は必要です。
しかし、それらと「不機嫌になる」ということは別の問題です。

不機嫌とは、他人によって自分の感情を乱されたことへの悔しさです。
自分の感情をありのままに認められる人は、怒っても、悲しんでも、落ち込んでも、不機嫌にはならないのです。

すぐに不機嫌になる人は、不機嫌という態度を示すことによって、「もっと私を尊重し、私に気を遣ってほしい」と他人に要求しています。
しかし、「あの人の機嫌を損ねると面倒だから」という理由で、他人から腫れものに触るように扱われても、それは本当に尊重されているのではなく、むしろ子供扱いされ、バカにされているのです。

不機嫌という態度で他人に何かを訴えようとしても、敬遠されるか、見くだされるかのどちらかです。不機嫌を見せつけることによって他人から尊重されることはありません。
すぐに不機嫌になる人は、「私は、自分に自信のない人間です」と言っているようなものです。
自信も劣等感も、自分の心がつくり上げるものです。自信をもつためには、まず、自分の感情を自分の意志で管理できるようにならなければなりません。

他人に嫌なことをされたり言われたりしたとき、相手を攻撃して怒りをぶちまけなければ気がすまないと考えている人は、「バカにされたくない」「負けたくない」という思いが強すぎる人です。
黙って引き下がることを「負け」だと思い込んでいるのです。
しかし、人間関係を「勝ち負け」でしか考えられない人は、実は、すでに勝負に負けているのです。

人が腹を立てるのは、たいてい、バカにされたと思ったときです。バカにされたときではなく、バカにされたと自分が「思った」ときです。すぐに腹を立てる人は、それだけ劣等感の強い人です。
いつも「他人からバカにされてはいないか」と警戒している人は、そもそも、「自分は、他人からバカにされるような人間だ」と自ら認めてしまっています。他人からバカにされる前に、自分で自分をバカにしているのです。

自分に自信のある人は、他人と較べての勝ち負けなどということは、まったく気にかけてもいないのです。
自分には自分の価値があり、他人には他人の価値がある。この世に生を受け、生きることの喜びを満喫している人すべてが勝者です。

他人のせいで不機嫌になるのではありません。自分の弱さをごまかそうとするずるさが、不機嫌を生み出すのです。
自分の感情は自分のものです。気分よく過ごすかどうかは、自分が決めることです。
不機嫌になりかけたとき、自らのプライドと尊厳にかけて、「誰も私を不機嫌にさせることはできない」と自分に言い聞かせてください。
他人が自分をどう扱おうが、気にならなくなります。必ずストレスは減少し、自分に自信がもてるようになるはずです。

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