No.050『愛されるかどうかということを気にしない』

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あなたが、会社の同僚の仕事が忙しそうなので手伝ってあげようと思っているとします。
そのとき、同僚に「見ていないで、手伝ってくれよ」と要求されると、あなたは、逆にやる気を失ってしまうのではないでしょうか。
人は誰でも、「自分の意思で行動しているのだ」と思いたいものです。他人に命令されたり要求されたりしたことを、すすんでやろうとは思いません。

愛される人間になるための絶対条件は、「他人に愛されるかどうかということを気にしない」ということです。
相手の関心を自分に向けさせようとして、媚びたり、逆に冷たくしてみたり、いろいろな駆け引きを挑んで、結局うまくいかず、疲れきってしまっている人は、思い切って、「どう思われようとかまわない」と開き直ってみてください。

しかし、この言葉の意味を勘違いしてはいけません。
男性に多いのが、相手の気持ちを無視して、自分の一方的な感情を押しつける、いわばストーカータイプ。
女性に多いのが、裏切られても、ひどい仕打ちを受けても、自己犠牲の精神で、耐えて相手に尽くすというタイプ。
こういう人たちは、たしかに、「自分がどう思われようとかまわない」と考えていますが、やはりその愛の形は歪んでいるといわざるをえません。
根本的に間違っている点は、「自分が好きになれない恋愛」をしているということです。

そもそも、「なぜ自分は他人に愛されたいのか」という原点に立ち返る必要があります。
もちろん、幸せに、心豊かに生きたいからです。
まず大前提として、「自分が心から幸せだと感じられる」ということが重要です。

自分が幸せを感じられない人は、他人に対して、「もっと気を遣ってほしい」「自分の気持ちを理解してほしい」と、際限なく要求してしまいます。
そして、いつしか感謝の気持ちをなくしてしまい、他人からの愛情も失ってしまうのです。

「ストーカー型」も、「自己犠牲型」も、共通している点は、「自分に自信がもてないから、他人に認めてもらうことで埋め合わせようとしている」というところです。
楽しいから恋愛をするのではなく、不安から逃れるために恋愛をしているのです。
そのような恋愛が実を結び、人生を豊かにすることは、絶対にありません。
自分を大切にできない人は、他人も大切にすることはできません。
自分が大切だからこそ、他人も同様に大切にしてあげられる、というのが健全な人間関係です。

活き活きと自分の人生を楽しんでいる人のまわりには、自然に人が集まってきます。
他人に何かを求めてばかりいる人は、誰からも敬遠されてしまいます。
「求めなければ愛は得られない」と思い込んでいる人は、今すぐその呪縛を解き放ってください。

他人に愛を要求し、望んだとおりの愛が得られ、心からの幸福感を得られたことが、一度でもあるでしょうか。結局、相手を苦しめ、自分も苦しむだけではないでしょうか。

片想いでも、複雑な事情を抱えていても、どのような形の恋愛であれ、自分を誇りに思い、自分が好きになれる恋愛なら、それはよい恋愛でしょう。
そして、よい恋愛をしている人は、結果的に、「自分は愛されているかどうかなどということは、気にしない」と思えるようになるのです。

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