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No.048『自信とは意志である』

「自分に自信がもてない」という人は、他人からの評価という「結果」ばかりを気にしすぎています。
仕事でも恋愛でも、「なぜ、自分はそうしたいのか」という本質を見失ってはいけません。
人は誰でも、自分の生きがいのために仕事をしているのであり、自分が恋愛をしたいからしているのであり、生きたいから生きているのです。
自分の人生を楽しんでいれば、他人の評価などたいして気にはならないはずです。

あなたが、会社の部下の誰かに重要な仕事を任せなければならない状況を想像してみてください。
いくら頭がよくても、「いやいやながらやっている」という態度をとる人に、重要な仕事を任せる気にはならないでしょう。はっきり言って、「嫌ならやめろ」と言いたくなります。
能力があるかどうかという以前に、少なくとも、「やる気のある人」をあなたは選ぶのではないでしょうか。

絶対に成功するという確証など、誰にもありません。仮にその部下が失敗しても、誠意をもって行った結果ならば、あなたは彼を責める気持ちにはならないはずです。
実際に成功するか、どうかということは、二の次でいいのです。やる気があるか、どうかの方が評価に大きな影響を与えます。
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恋愛の場合も同様です。「彼女を幸せにできるかどうか自信がないから、結婚に踏み切れない」などというのは、「やる気がない」というのと同じことです。
一流企業でも、いつ倒産するかも判らない時代です。どんなに経済力のある人でも、ある日突然、妻子を路頭に迷わせることになるかもしれません。
「今、経済力があるか」ということよりも、「経済力を失った時、うまく対処できるか」ということの方が重要です。

たとえ今は順調な人生を歩んでいても、将来、いつどんな不運に見舞われるか判りません。
絶対に成功するという保証など、できなくてもいいのです。そんなことは誰にもできません。
保証できるのは、心からの誠意を示すということだけです。
成功したときよりも、失敗したときの対処の仕方で、その人の人間性が判るのです。

「能力」というものの9割は、「意欲」と「誠意」です。資格や経歴などに頼るよりも、やる気を見せることの方が、はるかに他人からの信頼を得やすいでしょう。
他人から信頼されれば、ますますやる気が沸き、自分に自信がもてるといういい循環が自然に生まれます。

最後に念のため付け加えますが、何でもがんばりすぎる必要はありません。
人生は、楽しむために生きるものです。がんばることが辛いと感じたなら、やはりどこかが間違っています。
「好きでやっているわけではない」などというのは、評価を怖れるがゆえの言い訳にすぎません。
自分が本当にやりたいこと、心からやりがいを感じることのためにエネルギーを使ってください。
(おわり)

ありがとう ロングセラー 45刷
こころのおそうじ。(だいわ文庫)
たかたまさひろ(著)
定価 770円(税込)

イライラ、ムカムカ、カリカリ…自分の気持ち持て余していませんか?読むだけで嫌な気持ちがなくなります
メッセージ No.040-049
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