No.022『心に安らぎをもとう』

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こころが休まる本

痛みという感覚は、苦痛ですが、人間がけがや病気を察知するために絶対に必要なものです。
痛みがなければ、人間は自分の体をいたわることを忘れ、結果として寿命を縮めてしまうことになるでしょう。
痛みとは、人間を苦しめるためではなく、少しでも長く生かすために与えられたものなのです。

不安というものも、人間が将来に起こりうる危険を予測し、回避するために必要な能力です。
しかし、人間の心を苦しめるのもまた、この不安です。
不安はまさに両刃の剣です。不安をうまく活用するか、不安に負けてしまうかが、その人の人格を大きく左右します。

他人とうまく付き合えない人は、不安が強すぎる人です。
好きな人ができても、「人を愛する喜び」を感じる前に、「嫌われたらどうしよう」ということを考えてしまいます。
そういう人は、「相手を喜ばせることをしてあげなければ、自分は受け入れてもらえない」と思い込んでしまっています。

もちろん、他人が喜ぶことをしてあげるのは、いいことに違いありません。おおいにすべきです。
しかし、それは純粋に喜びのためにするのであって、「喜ばせなければ不安だから」という理由でするのでは、意味がありません。

間違った思い込みを今すぐに捨ててください。
他人を喜ばせることをしなくても、あなたは受け入れてもらえるのです。人間には誰にでも、その価値があります。

「相手を喜ばせなければいけない」という考えは捨て、まず、あなた自身が楽しむことです。
あなたが他人との付き合いを楽しめば、きっと相手も楽しいはずです。あなたが不安ばかりにとらわれていては、相手も楽しくありません。
感情は伝染するものなのです。
「自分はどう思われているか」ということばかり気にかけることで、他人からうとましく思われることはあっても、よけいに好かれるということは、絶対にありません。

自分に自信のある人は、なぜ不安を抱かずに人と付き合えるかというと、「他人にどう思われるかということは、たいして気にかけていない」からなのです。
当たり前のことですが、これはとても重要なことです。
それ以外の点では、自信のない人と何も変わりありません。特殊な才能があるわけでも、価値が高いわけでもありません。

自信のある人は、「自分は絶対に誰からも嫌われることはない」などとは思っていません。
「たとえ自分を受け入れてくれない人がいても、自分の価値が下がるわけではない」と考えているのです。

幸せな人とは、自分の喜びのために生きている人です。
真の幸せ、生きる喜びというものは、周囲にも伝わり、他人をも幸せにします。
そしてまた、他人の幸せが自分に返ってきます。

幸せを追い求める必要はありません。
あなたという存在そのものが、幸せなのです。ただ、それに気づくだけでいいのです。

No.020 - 029
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