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たかたまさひろ(著)

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No.015『内向的な性格を活かそう』

世の中は、外向的な性格の人が、とかくもてはやされます。
自己主張の強い者の勝ち、という考えが広まっており、内向的な性格の人は、何となく隅に追いやられ、肩身の狭い思いをさせられてしまっているようです。

もちろん、外向型の人は、それはそれで、大いに結構なことです。
しかし、それと同じように、内向的な性格にも、よい面はたくさんあるのです。
外向型の人は、パフォーマンスが派手で、目立つので、注目される機会が多いというだけのことなのです。

世の中のおよそ半分の人は、内向型でしょう。
内向型の人は、外向型の人に対して、つい引け目を感じてしまいがちです。
恋愛や人付き合いにおいても、消極的になってしまい、取り残されたような気になってしまうでしょう。

しかし、内向型が外向型に劣るなどということは、絶対にありません。
そもそも、そのように、いつも自分を反省する態度こそが、内向的な性格の特徴といえます。
外向型の人は、よくいえば楽天的、悪くいえば思慮が足りないのです。
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内向型の人が、無理をして、外向型の人のように陽気に振舞う必要はありません。
性格というものは、自分の価値観の必然の結果なのです。
他人の目を気にしすぎて、自分を見失ってしまうところが、内向型人間の悪い癖です。

外向的な性格の人は、交友も広く、多くの人の人気を得ているように思われますが、実際は、軽く見られ、「深く付き合う相手ではない」と思われてしまっていることも多いのです。
どんなに友人が多くても、そのうち、真の親友というものは、せいぜい数人しか作れないのですから、同じことです。

あるテレビショッピングの会社では、CMに出演する役者に、わざと、口下手な人を起用するそうです。
口の達者な人が流ちょうに説明するより、口下手な人が、下手なりに懸命に説明する方が、視聴者の信頼を得られると考えているからだそうです。

「信頼を得る」という点では、内向型の人の方が、外向型よりも断然、有利です。
また、芸術の分野で成功する人は、何でも深く突きつめて考える内向型の人が、圧倒的に多いのです。

外向型と内向型の双方の長所と短所があいまって、人間の社会はバランスが取れています。
内向型の長所を最大限に活かす努力をしましょう。
きっと、理解してくれる人はいます。自分を偽ってまで、他人に合わせることはありません。
(おわり)

ありがとう ロングセラー 45刷
こころのおそうじ。(だいわ文庫)
たかたまさひろ(著)
定価 770円(税込)

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メッセージ No.010-019
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