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リラックスブック

たかたまさひろ(著)

こころのおそうじ

たかたまさひろ(著)

こころが休まる本

たかたまさひろ(著)

No.001『してあげたことを忘れよう』

「私はあの人に、これだけのことをしてあげたのに」
ということは、人は、細かいことまでよく覚えています。
その代わり、人にしてもらったことは簡単に忘れてしまいます。

夫婦や恋人同士のいさかいの多くは、「してあげたこと」と「してもらったこと」の不釣合いへの不満から生まれます。
誰でも、自分が人にしてあげたことは重大なことに感じますが、人にしてもらったことは軽くみてしまいがちですので、釣り合いがとれるはずがないのです。

「こうしてほしい」という要求には、きりがありません。
「こうしてくれてありがとう」という感謝にこそ、愛の喜びがあります。

彼(彼女)に「してもらったこと」を、よく思い出してみてください。
「してあげたこと」は、すべて忘れることです。
公平にみて、それで、ちょうどいいくらいなのです。
(おわり)

No.002『幸せからスタートしよう』

愛される人は幸せです。
「愛されるから幸せ」なのではなく、「幸せだから愛される」のです。

幸せは、どこにあるのでしょうか。運のいい人だけが、たまたま手に入れられるものなのでしょうか。
いえ、人は誰でも、幸せになることができます。
人間の幸、不幸は、客観的な現実によって決まるのではありません。その現実をどう受け止めるかによって決まるのです。

末期ガンを宣告されたある人は、こう言いました。
「私は、ガンに冒されて幸いだった。もしも交通事故で一瞬のうちに命を落としていたら、愛する家族や友人に、最期に感謝を伝えられなかった」

もしもあなたが、「私は不幸だ」と嘆いているならば、それは、ばち当たりというものです。
不幸とは、「与えられたものへの感謝を忘れ、ないものばかりを数えて不満をいうこと」をいいます。

繰り返しますが、人は誰でも、必ず、幸せになることができます。
何か形のあるものを手に入れる必要はありません。幸せに気づきさえすればよいのです。
幸せは、人生のゴールではありません。スタート地点です。
幸せからすべてが始まるのです。

「他人に幸せにしてもらいたい」と願うのではなく、まず自分の幸せを認識することが、愛される一番の近道です。
幸せな人のまわりには、自然と人が集まります。
そして、幸せは人から人へ伝染し、ますます増幅していくことでしょう。
(おわり)

ありがとう ロングセラー 44刷
こころのおそうじ。(だいわ文庫)
たかたまさひろ(著)
定価 770円(税込)

イライラ、ムカムカ、カリカリ…自分の気持ち持て余していませんか?読むだけで嫌な気持ちがなくなります
メッセージ No.001-009
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